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タミヤのワイルドワンの足まわりをあれこれ [模型]

タミヤのワイルドワン、遠い昔にグラスホッパー2が発売になった頃、出入りしていた模型店でタミヤグランプリの広島大会(当時は広島市中央公園で開催)に出ろと言われ、グラスホッパー2にホーネットで散々あれこれやっていたノウハウで賑やかし出場したとき、コーナーを綺麗なスライドで駆け抜けていくワイルドワンが1台いました。
未だに鮮明に覚えています。

当時兄弟車の軍用バギー(名前忘れました)を作ってはみたものの、思ったほど走らず、ワイルドワンのポテンシャルに気付かないままでした。

それも遠い昔になるくらい時間が過ぎて、ワイルドワンのブラックヘッドモータース仕様がえらく格好良く見えて、還暦前に購入。

https://youtu.be/hLCCGNu3Udc?si=lZlVxQqaMXFP1tCU

こういう動画が撮れるくらい良く走りました。
発売当時は6セルラクダパックがまだあったり、スピコン用のサーボに受信機電源で単3電池4本の時代です。
動画を良く見ると、足はほとんど動いていないのですが、軽量で低重心でトレッドとホイルベースのバランスも良いため、絶妙なバランスで良く走ります。

とはいえ、ジャンプの着地だけサスが動くというのも面白くないので

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リヤだけ現行のCVAダンパーショートで組み直してみました。
トレーリングサスのショックユニットの取り付け位置の関係で、スプリングのスペーサーはアルミ切削で作ってあります。

https://youtu.be/j97hh3ezidQ?si=shNut4_Wf_m4BULp
リヤショック交換後のテスト走行

リヤサスの動きはだいぶ改善しましたが、フロントはスプリングのスペーサーを外し、ダンパーのオリフィスの穴を気持ち拡大しただけで、前後のバランスはあまり良くありません。

ショックユニットも純正のアルミボディが見た目良いですし、フロントはCVAダンパーが入るスペースは無く、アマゾン等で入手できるワイルドワン用のダンパーはいまいち信用できず
ということで、純正ダンパーの細工。

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スプリングの通販サイト(大半は業務用なので少量購入出来るところは少ないですし、最低ロットが10個とかの制限があります)を探すと、キット付属スプリングの外径と自由長と線の径でいろいろ適合する物があります。
ワイルドワンのリア用だと、外径10ミリ 自由長25ミリ 線径が1-0.8ミリというのがありますので、付属スプリングより少し弱めの物をいくつか購入し、テストしてみます。

元々、スピコンサーボ、単3電池4本の重量がESC1個に変わるので、自重は当然変わりますし、リポ積むのならもっと軽くなるので再セットは必要です。

ダンパーもかなり減衰力高めで足があまり動かないようなので、キット付属の黄色#400位のオイルから#150のシリコンオイルに入れ替えます。

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これでフロントはほぼ跳ねなくなり、荒れた路面でもリヤタイヤの接地が安定し、路面に良く追従します。当然操縦性もさらに良くなり、流れてもしっかり抑えが効きます。
バギーコースで大きなジャンプがあるのなら、減衰力そのままとか、スプリングは純正でも良いのかもしれませんが、1巻き100円もしないので、10巻き単位で買って、友達と分けたり予備で持っておいても良いでしょう。

昔のトレーリングサスのバギーがこれだけ軽快に素直に走ると、ちょっと嬉しいです。

モンキー125 武川サブコン [モーターサイクル]

モンキー125(JB03)は本体の国内入荷数が圧倒的に少ないこともあり、なかなかエンジン関係のパーツが出ませんでしたが、2023年秋にJB03の新しいカラーのものがやっと日本国内にも投入されることとなりSP武川からハイカム2種類とボアアップキットとエニグマと思われるサブコンが発売になりました。

新色からエンジンも変更されJB04になるのかと思っていましたが、仕様は同じようです。

ノーマルで不満があるわけではなく、体重が重たかったり荷物が多い場合に、登坂で少しクラッチが気になっていたのでクラッチスプリングは純正と強化版のスプリングを半々で入れていました。
これで通常の走行には何も問題ないのですが、きつい坂ではコンピューター制御による高回転リミッターが少し気になっていました。

武川のデータ見ると、ハイカムとサブコンで吸気系は純正のままでも高回転はけっこう回りパワーもそこそこあるようですが、6000回転前後のトルクはノーマルより劣ります。
最高出力は気になりますが、目を吊り上げて乗るオートバイではありませんし、パワー重視ならCBR125とかGSX-R125など定評ある車種の方が圧倒的に高性能ですし、ヤマハもR125やMT125を投入しこれも非常に高性能です。

そうじゃないところでの楽しさをモンキーでは追求したいので、いろいろ悩んで居ましたが、武川のマフラーに純正カムでサブコン付けただけのデータが、ノーマルよりほんの少しだけ全域トルクが上がり、8500から点火時期遅らせてリミッターがかかるのを解除することで、エンド部も自然なカーブになっていました。

ということで、ハイカム(の高回転じゃないほう)の追加はやめ、サブコンの追加だけしてみました。

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作業は極めて簡単です。
バッテリーとバッテリートレイを外し、純正コンピューターを取り外し、コネクターを抜き、サブコンのハーネスのコネクターを間に挟むだけです。
ただ、コンピューター周辺のスペースがぎりぎりで、出し入れやコネクターの抜き差しは少し難儀します。

また、ハーネスからバッテリーのアースへ1本配線しますが、これをプラスに繋ぐと、一発でサブコンは終わります(要注意です)あたりまえですが。

作業はこれだけ。予め純正コンピューターのエラー履歴のリセットは必要です。

後の設定はすべてBluetooth経由でパソコンかスマホで設定します。
武川のアプリには有料で(購入必須ですが)武川マフラー装着以外は完全ノーマルのプリセットもありますので、それを選べばごく普通にエンジンは回ります。

サブコンのBluetoothは常に動作しているわけではなく、スロットル全開でキーをオンにしたときに接続モードに入りますので、通常乗る場合には干渉はありません。

スロットルポジションセンサーの補正をスマホ画面で行い、回転上限を設定(10500)し、アイドリングが暖まった状態で1400回転くらいになるよう、アジャスターで調整します。
調整には7ミリのスパナと2.5の6角ドライバーが必要です。
触らないでもエンジンは回りますが、1300より下だと少し被り気味になりました。

元々高回転エンジンではないので、目一杯引っ張るとそれなりに振動は出ます。
フライホイル外側にベアリングのサポートを入れると良いのですが、AB27モンキーのサポート(フライホイル内側、カムチェーンと同じエリア)のようにオイル飛沫での潤滑は無いので、点検ホールから時々注油しろとありましたので、普通に乗るには無理に目一杯回さずサポートなしで乗る方がツーリングなどには良いように思います。

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今時の希薄燃焼だったのが適正化され、非常にトルクフルで乗りやすくなります。
またシフトダウン時にカット回転域まで上がったときの急激な減速も無くなります。
カムも触っていないので、レギュラーで良いですし、オイル管理普通にしていれば強化ポンプもオイルクーラーも不要(というかファイナル触っていないので、実走行時の回転数は純正と同じ)です。

出先で万が一サブコンがトラブル起こしても、割り込みのコネクター外して元に戻せば、そのまま走れます。

なかなか良い感じになりました。

アンダー100の発泡機いろいろ [模型]

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国土交通省への無人機登録のあれこれで、いろいろややこしい時代ですが、飛行重量が100グラム以下の機体は模型飛行機として無人機登録の対象にはなりません。
最近はXKやいろいろなメーカーからそういうマイクロサイズの飛行機がいろいろ出ています。

そういうことから、丁度タマゴ飛行機風(FatFighters風)なメッサーシュミットがハイテックから発売になり、手持ちのフタバ10J送信機で飛ばしはしたものの、今ひとつ思うように動かず、シリーズとしてA500のF4Uコルセア風なのも出たので、アリババから購入し、飛ばしていましたが、どちらもジャイロの干渉があまりにも大きく、思うような飛びではありませんでした。

秋に、阿蘇の飛行会で先輩のH内さんがこのメッサーシュミットとコルセアを改造されたのを持ってこられていて、非常に良く飛んでいたり、Volantexのスピットファイヤーが結構な風の中で普通に飛んでいたりを見て、また興味が湧きいろいろ試行錯誤しました。

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送信機は10Jから16IZに変更しました。スティックの微少舵角の反応が正確になり、フライトコンディションの設定ができます。
こういうマイクロサイズの飛行機はスティックの微少な動きに追従してくれるのは重要です。
受信機は3機ともフタバのS-FHSS対応の超小型S-BUS受信機を使います。

XKの純正では、ジャイロは勝手に水平飛行をする6Gモードと、軽アクロができる3Dモードの2つが選択できますが、どちらもジャイロの干渉が大きすぎるため、コンディションでジャイロオフのモードの3つを作ります。
純正のままでは、機首が軽めで少し縦安定悪いので、機首にウェイトを積んで重心を前に出します。
主翼の上方向のたわみも大きいので、内側で細いカーボンロッドで突っ張り棒の様に補強を入れます。

ジャイロは純正を使用し、超小型機用のS-BUS受信機を使います。

ジャイロ無しモードで飛ばす場合は、エルロンのサーボホーンの内側の穴を使い、
エレベーターはエレベーターのホーン側の穴の一番外を使います。
ニュートラルは予めロッドエンドを回して調整しておきます。

6Gモードではどうしても大回りしかできないので、3Dモードもそれなりに舵が効くよう、送信機側で舵角調整をします。
ジャイロをオフにすると、機体のトリムが大きく変わるので、送信機の設定でジャイロオフのコンディションの時のトリムを単独にします。

これで飛ばしながらジャイロオフでも自分のイメージ通りに動く様トリムを合わせます。
ジャイロ使用時とジャイロオフの時のトリムのずれはキャリブレーションなどで合わせる事も可能かもしれませんが、説明書には記載が無いので、送信機のトリムで合わせていきます。

A250のメッサーシュミットの方がA500のコルセアより少し速度が乗りやすく、運動性は高いですが、コルセアの丸さも捨てがたいのです。
どちらもロールはできますが、ループは頂点で反転し正面に戻ってしまいます。

飛ばしてみるとわかりますが、このサイズなのにジャイロ無くてもそこそこ落ち着いた飛行をします。

さらに
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ラジコン1さんなどで取り扱われているVolantex社のマイクロP51。
こちらも超安定モード、アクロ飛行モードの二つを送信機で切り替えて飛ばす用になっています。
このジャイロは秀逸で変な動きは全くないのですが、こちらも旋回が大回り。

ということで、この機体も送信機側でフライトコンディションを3つ設定し、6Gモード・3Dモード・ジャイロ無し の3つで設定します。ジャイロ感度設定は3機ともCH5です。

このムスタングは、リンケージでの舵角減少はしていません。
重心位置もキット純正のままです。
この機体もジャイロオフにすると、いきなり機体のトリムが合わないので気長に調整します。
ロッドアジャスターは無いので、リンケージロッドのU字になった部分の曲げ伸ばしで合わせます。

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ムスタングは、ラジーエターの位置のここだけが外せます。
ここから受信機を接続し、中に受信機をいれておきます。

XKの2機に比べ、リアルなシルエットの機体なので、飛行性能はこちらが上の様です。

インメルマンターン・キューバンエイト・ループ・ロール・背面・スナップロール・スパイラルダイブ、嘘のようですがこれらが普通にできます。背面が得意な翼形ではありませんができます。
マイクロサイズの割に変な失速癖が不思議なくらいありません。上昇力もけっこうあり、非常に良く飛ぶ機体だと思います。

先輩のスピットファイヤーが良く飛んでいたわけです。

ただ、見た目が小さくて可愛いから、飛ばすのは簡単、というわけでは決してありません。
最初はジャイロモードで練習しましょう。
慣れない内は風速2m以下で飛ばすのが無難と思います。

XKの2機は着陸の度にペラが外れるので、瞬間で軽く固定しました。

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小さな機体なので、プチプチなどで包んで行けば、2輪のトップボックスの小さめなのでも入ります。
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2023秋の阿蘇飛行会 [模型]

年に2回の阿蘇の飛行場での定期飛行会に1年ぶりに参加させていただきました。

春も準備して予定空けていたのですが、飛行場の都合で中止となり、1年ぶり。
(9月に一人で飛ばしに来てますので1ヶ月ぶりでもあります)
以前は飛行場にテントで前泊していましたが、最近は日田あたりで前泊し早朝に現着です。

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阿蘇は秋でした。例年に比べるとススキが少し少なめ。
今回は雨の心配も無く、初日が少し風が強かったのですが、それも想定して機体選んできました。

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うちはペラ付き固定翼機は、今回この3機。パイパーとクリスティンイーグルは事前に地元飛行場で再調整してきました。EフライトのTimver-Xは双葉の無線機とジャイロに積み換え、先月ここで調整済み。
3機とも双葉の飛行機用ジャイロ積んでいます。

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例年に比べ寒くもなく、雨の心配も要らないのは嬉しいです。

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H内さんの星形7気筒DR-1は今回も快調

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久々の方々の機体も好天の中良く飛んでます。

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随分前にキットは入手していたものの、動力を4サイクルガソリンにするか電動かで迷っていて完成が遅れたシーガルのクリスティンイーグル。迷っている間にモーターの良いのが出てきて電動6セル。
ここの飛行会は無駄に大きなパワーの動力積むのは野暮とされる会なので、アクロ機として丁度良いパワーでした。

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誘ってもらうようになって20年以上経ち、支度が爺さんになってます。

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そこそこ重量感もあり、ピッツ系の機体なのにころころせず、双葉のジャイロで鬼に金棒。
こういうのが飛ばしたかったのです。

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広大なフライトエリアですが、だからといって大きいの飛ばせば偉いということはなく、アンダー100カテゴリーも真面目に楽しみます。

で、超大型DR-1のH内さんは
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XKの(ハイテックの)タマゴコルセアとメッサーシュミットを持って来ておられたのですが、アンダー100が吹き飛んで行きそうな風なのに、メッサーシュミットが良く飛んでました。
気になって見に行くと、受信機とジャイロを双葉のS-FHSS対応のものに交換されていて、メッサーシュミットは2セルのブラシレス仕様、コルセアはノーマルモーターでラダーも追加されていました。
調整すると、純正を遙かに越える性能があるようで、飛行会後にうちのもやってみるのです。

と、飛ばしていると
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訓練帰りの米海兵隊のオスプレイが4機飛んできました。
ここは陸自のチヌークも演習で良く見るのですが、遙かに静かで速い。
夏に中国山地の谷で単機での訓練飛行のを見たことありますが、電動かと思うくらいの静粛性です。

風は強かったのですが、弱まった間に
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畠Nさんのハンドランチも良く飛び

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うちの骨董品のQRPのロッキーも良く飛び
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広島で模型飛行機製作の超名人だったOさんの遺作の1200クラスのラダー機も絶好調で飛びました。

事前に風強い予報だったので
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ドローン登録直後にキャノピーが飛行中に紛失し放置していたOKのジョロキアもキャノピーをヒートプレスで作り直し復活。あまり浮きませんが風には強い機体です。

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こちらも骨董品に近いサーマル工房さんのグルナウベビー。ケロロ軍曹が乗ったままでした。
細い長い翼で優雅に舞ってくれました。

以前であれば3日間くらい飛ばせたのですが、今は仕事のスケジュールなんとかして前泊からの1日半が精一杯ですが、久々の方々と最高の時間を過ごさせていただきました。
関係諸師に感謝であります。
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セロー250 1月半乗って [モーターサイクル]

いつものお店からセロー250の程度の良いのが下取りで入ったので乗りませんかと言われ
航続距離が少し短かったけど他は文句の無かったWR250と思いもしない入れ替えとなり
1ヶ月半。

結局、仕事が忙しくCRF1000に乗るような状況が無く、フロントフォークのダンピングバルブ入れ替えてフロントがえらく良くなったモンキー125も滅多に乗る事がなく、時間見つけてはセローで走っています。

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盆明けから、クラッチリテーナー交換、パフォーマンスダンパー装着(未だに何が良いのかわかりませんが明らかに良くなったので付けたまま)、フロントのスプリング交換、ノーマルでのポジションも分かったのでハンドル交換とレバーガードの装着。ブレーキパッドがけっこう減っていたので入れ替えたついでにブレーキピストンのシールも前後交換。スポーク磨き。
と、いろいろ整備で遊べています。

シートはヤマハのオプションのツーリングシートに換えて様子見ていましたが、WRでも具合の良かったシートコンセプトのツーリングシートに交換(シートベースは純正流用で自分で張り替え)

これで山でも、高速使った中距離も、近所のお買い物も全部楽しく走れます。

ダートの走破性はコースの様な場所ではWRと比較すること自体無理ですが、実際に水害で荒れ果てた箇所もある中国地方の林道では、低速でもサスがよく動き、ハンドル切れ角もあり、軽快なので思ったラインに間違いなく乗れ、中低速のけっこう太いトルクで難所もあっさり走れ、2輪2足走行というかマウンテントレールのまんまの非常に優秀な子でした。
食わず嫌いはいけません。もっと早く乗っておけば良かったのかも。

舗装路ツーリング重視で、もっと大きく重いキャリアにウインドシールドという使い方も良いみたいですが、4サイクル250トレールとしての高速巡航性を考えれば、素のままでも十分かもしれません。

WRに大きいタンクという選択もありましたが、足つきは圧倒的にセローですし、リアスプロケの歯数増やしていたので、高速を普通に走るときのハンドル回りの振動はセローの方が少ないです。

大学時代乗って居たXL250Rより航続距離は遙かに長いですし、加速ポンプでかぶることもなくインジェクションのセル付きでどんな状況でも1発始動です。

競技車に保安部品付いたような輸入車なら、もっと軽くもっと瞬発力があるのでしょうけど、年齢的にもうそこまでは求めませんし、補修部品の入手なら絶対日本車です。
林道でエンデューロタイヤ履くのはやめました。

これくらいがおっさんには丁度良い様です。
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セロー250 パフォーマンスダンパー [モーターサイクル]

パフォーマンスダンパーという名称でヤマハが開発した?と言われている制振ダンパー。
今じゃオートバイだけでは無く、車のモノコックの制振にも使われていて、単にがっちり固めれば良いものでもないことが広まっています。

ヤマハの2輪用でセロー用もでています。
セローだけでなく、テネレ700用などもあり、マウントの取り付け位置から、単に強度アップではなくなんらかの制振というのはわかります。

実は、セロー250が来ることが決まって、先にダンパーは注文しており、一通り馴染んだ後でやっと装着。

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取り付けはメインフレームやダンパーの取り付けの締め付けトルクが結構大きいことをのぞけば大した問題はありません。
制振ダンパーですので、取り付け前にダンパー本体を伸縮させたりねじってはいけません。

装着前に、走行中にレギュレーター付近の振動確認していたのですが、効果があるのかどうかは付けてみないことにはわかりません。

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市街地、山の中、舗装林道のうねうね、高速道路、走ってみました。

装着前に、ハンドルをDRCのジュラルミンハンドルに交換し、高速道路などでのハンドルへの振動は少し減っています。
で、実際に走った感触。
エンジンを高回転まで引っ張ったとき、振動が減った様な感覚があり、気持ち良く回る。
(回ると言ってもノーマルのインジェクションのセローですのでしれてますが、気持ち良いです)

路面の荒れた所や、雨溝を踏んでも、車が暴れない。(気は心ですが、前後サスがしっかり動いてる気がします)(フロントフォークはスプリング交換時にしっかり左右合わせてるのでスムーズに動きますし、元々高速でもしっかりした設定感がありました)

車の動きがしっかりしてるので、よく曲がる。(プラシーボ効果かもしれませんが、良く寝ます)

高速道路で、ハンドルに衝撃入れてもふらつきが少ない。(ダンパーの効果かは不明)

という感じで、@@が圧倒的に改善というのは無いのですが、圧倒的に気持ち良くなりました。
軽量なパーツでは無いので、大した効果が無かったら外そうと思ってましたが、着けておきます。

という感じでした。
ネット動画でも良く言われているように、エンジン回す、ツーリングに使う、高速道路良く使う、という場合は、あると良いかもしれません。

あくまでも個人の感想です。

セロー250 お迎え [モーターサイクル]

春頃からWR250に乗り続けようかどうしようかと迷っている時があり、シート高で不自由したことはないのですが、もう少し跨がるのが楽なのに乗り換えようかなと思っていたり、でもWRの脚もフレームもエンジンも完璧なのは、もうこれを越える日本製ナンバー付き250はないだろうなと思い、やっぱり乗り続けようと自賠責保険の更新を終えた8月。

単車屋さんのお世話になっている方から「セローの程度の良いのが入りましたが買いませんか」との悪魔のささやき。
WRもそうでしたけど。
18歳からホンダのXL250R(初代のプロリンクの)に乗って以来、40数年オフ車が手元に無い時期は一切無く、2スト200も220も4スト400も乗ってきましたが、事情で手放したDR-400に比類する者はもう無いとWRを大事に乗っていたのですが、TWは好きですが、セローは初代発売から全く興味が無かったのです。
どちらかというと、足つき優先で軽量なオフ車が欲しい方向け、僅かなトライアル車要素を腕で引き出しどこでも行ってしまう人向け、オフ車はあまり興味ないけど軽量なオートバイが欲しい人向けのイメージでした。

ただ、友人が乗って居るセローは航続距離が長く、140㎞くらいで燃料ランプの点くWRとはまた違う能力もあるとは思っていました。

ずっとWRに乗るつもりでしたが、年齢もあり、コースにも行かないのに本気系のオフ車に乗るのももったいない気がし、迷って迷って、セローにあれ付けようこれも付けようと妄想してる間に、ナンバー付きました。

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で、こういうのが来ました。走行16000キロくらいのインジェクションの最終型の一つ前のセロー250。
詳しいスペックは知りません。パワーがとかサスストロークがとか気にしませんでした。

WRからショーライのリチウムフェライトバッテリーは移植。ハンドルマウントのETCが既に付いていましたが、WRに付けていたアンテナ別体式に交換。
ETC本体は工具箱側(右側)が定番の様ですが工具積めないのも困るので、左のネジ止めの書類入れ側に移動。アンテナはメーターボックスに両面テープで貼り付けライトカウルの内側。
書類入れカバーはネジ止めですが、現在は西日本で高速使う限り、工事でETC本体レーン閉鎖という事でも無ければ走行中にETCカードの提示を求められる事は無いので問題無いでしょう。(WRもバッテリーの横に積んでカバーはネジ止めでした)
エンジンの熱がけっこう来る場所ですが、セローでは定番の位置のようなので大丈夫なはず。
行き場の無くなった書類は、書類入れのビニール袋にマジックテープを付け、左サイドカバー外した中のエアクリーナーボックスの外側に貼り付け。
シート下でもいいんですが、吸気口があったりでこちらに移動。

後は純正のナックルガードと、ハンドルにUSB端子が来てる、という状態でした。
SP忠男のパワーボックスパイプは最初から付いてました。

とりあえず、リアキャリア(大きすぎないもの)とGIVIのマウントは付けました。

何の先入観も無く乗った印象
 低速トルクがぶりぶりある。(5000回転まではWRより遙かにレスポンスある)
 ステップとシートの間が狭いので、正座して乗ってるような気がする。(意外に大丈夫)
 シートはKLX125の途中から少し形状変わって楽になったシートと痛さは大差無い。
 楽しい
 静か

パワーが無いとは言っても、上級者がトリッカーに乗ると舗装路でも嘘みたいに恐ろしく速いのは間近に見てますし、4スト250のオフはツアラーでも無ければ最高速はこんなもんです。
だいたいブロックタイヤでビードストッパーも付けていたら18馬力でも30馬力でも高速巡航の快適性は似たようなもんです。

乗ってみないとわからないものです。高いジャンプのあるコースでがんがん走るなら絶対WRですが、普通に乗るには、普通の林道も含めてこれで十分。しかもリヤがチューブレスなので乗り味も良好。

売れるわけです。
車重はWRと実は大差ないのですが、MTB並みにひょいひょい曲がります。
高速道路がぁ と良く言われますが普通の車の流れについて走るには何も問題ありませんし、WRより振動が硬質な感じがないので意外に楽です。
4スト250のオフ車は、高速こんなもんです。
WRはリアのスプロケ大きくしてたので、巡航でもそこそこ回転上がってましたが、セローはそこまで回さなくても走りますし、気分的に楽です。
XL250Rで高速走ってた頃から比べれば、遙かに楽でハンドルも揺れません。

と、早く乗れば良かった なのです。

で、しばらく乗って、リヤサスのプリロード少し増やしました。
フロントのスプリングは事前にお店からレート高いのに換えた方が良いとアドバイスいただきDRCのスプリングは入手していますが、しばらくはノーマルで様子見。
クラッチは最初から企んでましたが、WRですごく好印象だった工房きたむらさんのクラッチリテーナーに交換。

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燃料ランプが点くくらいまでタンクのガソリン減らせば、横に倒してもガソリンは漏れません。
WRはクラッチ部分だけカバーが別に外れますが、セローは右カバーを全部外します。
開けたついでにオイルストレーナーも掃除。

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リテーナーのワッシャは1枚だけ入れました。どちらもアルミ製(ジュラ)なので締め付けはトルク守ります。

トライアルの熟練者の様なクラッチワークは出来ませんが、5本のスプリングが揃って垂直に力が加わるので、つながるときも切れるときもスパッと動きます。
半クラッチが少しシビアに感じる方もあるかもしれませんが、セローだとほんの少しの回転からぽんと繋いだだけでフロントが10センチくらい浮きます。(林道散歩でここ大事)
夏場の渋滞の信号待ちで、オイルが温度上がりまくっても、クラッチは素直に切れますのでニュートラル出してる間に信号変わるとかもありません。
違いが分かる人には絶対お勧めです。

今のところハンドル回りは何も触っていません。もう少しいろんな場所で乗って、高さや幅で気になれば交換し、レバーガードと寒くなる前にグリップヒーターも付けます。
アンダーガードは純正では付いて無いようなので、ワイズギアのを付けました。ZETAなどの頑丈なのも良いのですが、底擦って大丈夫な程度の強度があればいいですし、純正の方が共振音対策はしっかりしてます。

下道を普通に車の流れで走るのも楽しいですし、無理しない速度で高速走るのも意外に楽しいですし、レギュラー満タンでゆっくり高速交えて240キロくらいでランプ点灯なので、ツアラーとして使われる方が多いのも納得できます。

カメラや珈琲セットもって林道散歩にはもってこいでした。

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リヤフェンダーは最終型が格好良いですが、少し懐かしい形状でもありますし、フェンダーレスキットなしでデザインまとまってるので、これで良いでしょう。

タミヤランチボックス リヤ3リンクサス [模型]

先日ホーネットのリヤサスの3リンク化を思いつき、スクラップ材料で加工してみたところ意外に良く脚が動くようになりました。
ついでにと、今まで作った事が無かったランチボックスでこのサスペンションにしたらどうだろうかと思い、同時にキット注文。

ホーネット・グラスホッパー系のリヤサスを、現行の後輪駆動バギーのユニットで独立懸架にしたり、様々なリンクサスにする改造例は流行っているのかたくさんあります。
コロナの影響や買い占めの影響で、独立懸架にする改造パーツは入手できても、肝心の純正ギヤボックスが入手できなかったりで、今ひとつ手が出ませんでした。

ミッドナイトパンプキンは最初に出た時すぐに作りましたが、独自のリンクサスだった初代ワイルドウィリスの様な従順な後ろ足ではありませんでしたが、ホーネット系の良さはあり楽しい車でした。

ということで、アルミ板を鋸で切り出し、フライス加工。
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ギヤボックスのセンターにボールジョイントをねじ込み(ホーネットではマウント作りましたが、あっさりネジ切って固定)シャーシ側にこういうリンクを作ってセンターの左右保持とします。

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ホーシング(ギヤボックス側)は下側にボールをこの位置でねじ込みます。
正確に作業すれば強度は問題ありません。タミヤの真鍮ボールだと、ネジ部分が少し長く、ドライブシャフトに当たるので短くしています。

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シャーシ側のリンクはこの位置。ホーネットと違い、小さなピニオンを使うためのスペーサー分モーターが外に出るのと、バッテリーが横向き搭載なので、ロッドの配置はとりあえずここになります。

シャーシ側は後でロール時のホーシングの動きが面白くないので、一番下にボールは移しました。

純正の構造は良く出来ていて、作りやすく堅牢なのですが、ロール方向の引っかかりがけっこう気になります。ホーネットではこの変更の効果は大きかったのですが、タイヤの大きなランチボックスではそこまで変化は無いのかもしれません。

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とりあえず自宅駐車場でテスト。WR-02シャーシの様にロールしてくれます。元々四輪ATVの様なサスの動きでしたが(これはこれでいいのですが)リヤの動きに粘りは出ます。
段差の超え方もうねうねした動きになり、良い感じです。

屋外テスト出来たら動画作成してみましょう。

Wiltoysのジェットボート [模型]

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Wiltoysから発売されている手のひらサイズのウォータージェット推進のボート。
アマゾンやアジア系通販で時々見かけます。
ちょうどウォータージェットの船が何か無いかと探していた時だったので、試しに購入。

そのまま走らせても(ノーマルは280クラスのブラシモーター)けっこう走るのですが、付属の送信機は当然技適ではなく、他のボートも持って行くとき送信機複数も面倒なので、フタバの受信機に交換。
動画をいろいろ見ていると、1/18クラス電動カーのブラシレスモーターに載せ替えた人も居るようで、結構な快速。
ということで、アマゾンで激安ブラシレスユニットを入手し組んでみました。

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動画で良くあったのは7200Kvのブラシレスモーターで、アマゾンで探すと小さなESCとセットで安価に出ていました。

船体はビス留めとシリコンシーラント密閉なので、ビス解いて船首のシリコンゴムのバンパー部分からこじっていくと上下分割できます。
ジェット部分はシリコンシーラントとビス留めの併用なので、留意して分解。

これであっさり行くと目論んでいましたが、付属の2セル800mahのリチウムポリマーバッテリーの放電能力があまり高くなく、速攻でカットが入ります。

どうにもならないので、ターニジーの800mahリポを購入し、テスト。
ここから泥沼が始まります。

30Cバッテリーでも、全開にすると1往復くらいでカットに入ります。
自由にプログラムできるというESCでしたが、進角設定ができず、テスト中に波で跳ねて水中に潜ってしまい、防水処置していなかった受信機と一緒に壊れてしまいました。

ESCの冷却のこともあり、手持ちのホビーキングのボート用30Aの水冷ESCに交換。
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冷却水は船底から入る構造でしたが、水量が怪しいので、ポンプのハウジングに真鍮パイプ差して取り出し。
受信機はビニール袋に詰めて、船首に沈没防止用の発泡スチロールを入れました。

この間に何度も何度も船体分離。

2分ちょっとはカットが入りながら走るようになりましたが、どうもモーターのKv値が高すぎる感じがあり(カット入りながら全開にはできますが、オーバーパワーで暴れるだけでした)Kv4800のモーターに交換。
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最高速度は少し落ちましたが、船体の長さを考えると、これ以上は暴れるだけなので4800で良い感じです。
パワーをセーブしない走らせ方で、4分走航後で、バッテリー残り17%。
遠くに離してなければ十分回収できます。

社外の3Dプリントのパーツで、船首上げ防止のフラップ付けていましたが、走航姿勢見ると無くても良い感じです。
このあたりは、今後の課題。

回収艇としても使えます。水底が砂利の場所だと、浅いところではパワー入れない方が砂利の吸い込み防止できます。

トリシティ155 シート加工 [モーターサイクル]

仕事でほぼ毎日乗っているトリシティ155ですが、長時間乗車でのシートの痛さがなかなか解決できません。
初期型125は何度か加工し良い具合になりましたが、155はメットインスペース(大きいヘルメット入りませんが)の拡大でシートベースの形状が異なり、同じようにはいきません。
これまでも何度か試してみて、最近はひたすら我慢で乗っていましたが、シートの痛さ以外155スクーターとして非常に満足しているのでなんとかならないかと思っていたところ、ハニカム状のゲルクッションを二輪のシートに使っているのを見かけるようになりました。

家族も、家の椅子で使っていて具合良さそうなので、アマゾンで探して入手。

1.jpg
シート全面ではなく、長時間乗車で一番痛くなる尾てい骨周辺にクッションを入れます。
穴あけただけではなく、高さも合わせています。
今回は155に付いていた最初のシート(途中でシート高が少し低くなったもの)を加工します。
交換して使わなくなっていたのと、座面が平らで幅があるという意味ではこれも悪くありません。
乗り手の体格によっては、少しシートが低くなり腰に負担かかる場合もあります。
(世の中みんなが身長低いわけではないので、高いシートの方が合う人もいます)

2.jpg
ついでにシートヒーターも追加します。
今まではウレタンの上にヒーターを置き、その上にゲルザブを置いていましたが、使用頻度が多いとシートの動きで断線する可能性があり、今回はシートベースの上に貼り付けました。
(やや暖かく感じれば良いのでこれくらいでも問題ありません)

3.jpg
スポンジが切れる鋸(DIY店にあります)とエアタッカー(プロではないので、アマゾンで売ってる安いのでいいです)があれば2時間もかかりません。
元の針を抜いていくのが手間なくらいです。

見た目はかわりません。私の体型だと座面の大腿部は元のウレタンが支えるので、良い感じです。
加工前に感じていたシート座面の前傾も感じなくなりましたので、しばらくこれで乗ってみます。
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