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セロー250 お迎え [モーターサイクル]

春頃からWR250に乗り続けようかどうしようかと迷っている時があり、シート高で不自由したことはないのですが、もう少し跨がるのが楽なのに乗り換えようかなと思っていたり、でもWRの脚もフレームもエンジンも完璧なのは、もうこれを越える日本製ナンバー付き250はないだろうなと思い、やっぱり乗り続けようと自賠責保険の更新を終えた8月。

単車屋さんのお世話になっている方から「セローの程度の良いのが入りましたが買いませんか」との悪魔のささやき。
WRもそうでしたけど。
18歳からホンダのXL250R(初代のプロリンクの)に乗って以来、40数年オフ車が手元に無い時期は一切無く、2スト200も220も4スト400も乗ってきましたが、事情で手放したDR-400に比類する者はもう無いとWRを大事に乗っていたのですが、TWは好きですが、セローは初代発売から全く興味が無かったのです。
どちらかというと、足つき優先で軽量なオフ車が欲しい方向け、僅かなトライアル車要素を腕で引き出しどこでも行ってしまう人向け、オフ車はあまり興味ないけど軽量なオートバイが欲しい人向けのイメージでした。

ただ、友人が乗って居るセローは航続距離が長く、140㎞くらいで燃料ランプの点くWRとはまた違う能力もあるとは思っていました。

ずっとWRに乗るつもりでしたが、年齢もあり、コースにも行かないのに本気系のオフ車に乗るのももったいない気がし、迷って迷って、セローにあれ付けようこれも付けようと妄想してる間に、ナンバー付きました。

1.jpg
で、こういうのが来ました。走行16000キロくらいのインジェクションの最終型の一つ前のセロー250。
詳しいスペックは知りません。パワーがとかサスストロークがとか気にしませんでした。

WRからショーライのリチウムフェライトバッテリーは移植。ハンドルマウントのETCが既に付いていましたが、WRに付けていたアンテナ別体式に交換。
ETC本体は工具箱側(右側)が定番の様ですが工具積めないのも困るので、左のネジ止めの書類入れ側に移動。アンテナはメーターボックスに両面テープで貼り付けライトカウルの内側。
書類入れカバーはネジ止めですが、現在は西日本で高速使う限り、工事でETC本体レーン閉鎖という事でも無ければ走行中にETCカードの提示を求められる事は無いので問題無いでしょう。(WRもバッテリーの横に積んでカバーはネジ止めでした)
エンジンの熱がけっこう来る場所ですが、セローでは定番の位置のようなので大丈夫なはず。
行き場の無くなった書類は、書類入れのビニール袋にマジックテープを付け、左サイドカバー外した中のエアクリーナーボックスの外側に貼り付け。
シート下でもいいんですが、吸気口があったりでこちらに移動。

後は純正のナックルガードと、ハンドルにUSB端子が来てる、という状態でした。
SP忠男のパワーボックスパイプは最初から付いてました。

とりあえず、リアキャリア(大きすぎないもの)とGIVIのマウントは付けました。

何の先入観も無く乗った印象
 低速トルクがぶりぶりある。(5000回転まではWRより遙かにレスポンスある)
 ステップとシートの間が狭いので、正座して乗ってるような気がする。(意外に大丈夫)
 シートはKLX125の途中から少し形状変わって楽になったシートと痛さは大差無い。
 楽しい
 静か

パワーが無いとは言っても、上級者がトリッカーに乗ると舗装路でも嘘みたいに恐ろしく速いのは間近に見てますし、4スト250のオフはツアラーでも無ければ最高速はこんなもんです。
だいたいブロックタイヤでビードストッパーも付けていたら18馬力でも30馬力でも高速巡航の快適性は似たようなもんです。

乗ってみないとわからないものです。高いジャンプのあるコースでがんがん走るなら絶対WRですが、普通に乗るには、普通の林道も含めてこれで十分。しかもリヤがチューブレスなので乗り味も良好。

売れるわけです。
車重はWRと実は大差ないのですが、MTB並みにひょいひょい曲がります。
高速道路がぁ と良く言われますが普通の車の流れについて走るには何も問題ありませんし、WRより振動が硬質な感じがないので意外に楽です。
4スト250のオフ車は、高速こんなもんです。
WRはリアのスプロケ大きくしてたので、巡航でもそこそこ回転上がってましたが、セローはそこまで回さなくても走りますし、気分的に楽です。
XL250Rで高速走ってた頃から比べれば、遙かに楽でハンドルも揺れません。

と、早く乗れば良かった なのです。

で、しばらく乗って、リヤサスのプリロード少し増やしました。
フロントのスプリングは事前にお店からレート高いのに換えた方が良いとアドバイスいただきDRCのスプリングは入手していますが、しばらくはノーマルで様子見。
クラッチは最初から企んでましたが、WRですごく好印象だった工房きたむらさんのクラッチリテーナーに交換。

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燃料ランプが点くくらいまでタンクのガソリン減らせば、横に倒してもガソリンは漏れません。
WRはクラッチ部分だけカバーが別に外れますが、セローは右カバーを全部外します。
開けたついでにオイルストレーナーも掃除。

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リテーナーのワッシャは1枚だけ入れました。どちらもアルミ製(ジュラ)なので締め付けはトルク守ります。

トライアルの熟練者の様なクラッチワークは出来ませんが、5本のスプリングが揃って垂直に力が加わるので、つながるときも切れるときもスパッと動きます。
半クラッチが少しシビアに感じる方もあるかもしれませんが、セローだとほんの少しの回転からぽんと繋いだだけでフロントが10センチくらい浮きます。(林道散歩でここ大事)
夏場の渋滞の信号待ちで、オイルが温度上がりまくっても、クラッチは素直に切れますのでニュートラル出してる間に信号変わるとかもありません。
違いが分かる人には絶対お勧めです。

今のところハンドル回りは何も触っていません。もう少しいろんな場所で乗って、高さや幅で気になれば交換し、レバーガードと寒くなる前にグリップヒーターも付けます。
アンダーガードは純正では付いて無いようなので、ワイズギアのを付けました。ZETAなどの頑丈なのも良いのですが、底擦って大丈夫な程度の強度があればいいですし、純正の方が共振音対策はしっかりしてます。

下道を普通に車の流れで走るのも楽しいですし、無理しない速度で高速走るのも意外に楽しいですし、レギュラー満タンでゆっくり高速交えて240キロくらいでランプ点灯なので、ツアラーとして使われる方が多いのも納得できます。

カメラや珈琲セットもって林道散歩にはもってこいでした。

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リヤフェンダーは最終型が格好良いですが、少し懐かしい形状でもありますし、フェンダーレスキットなしでデザインまとまってるので、これで良いでしょう。

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