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トリシティ155 リアサス調整 [モーターサイクル]

先日取り付け作業を行ったアドバンスプロのトリシティ155用リアサスペンション、日々仕事で乗っていますが、初期調整をあれこれ思案していたところ、なかなか思うようにセットが出ず、1Gのプリロード調整からやり直し、やっと落ち着きました。

アドバンスプロのZETAリアサスペンションは、トリシティ用の場合、オーリンズアジアが初期の125用に販売していたものと比べ、ダンパーのストロークが7割くらい短くなります。
オーリンズは割と大きめのストロークで減衰しつつ吸収していましたが、アドバンスプロではストロークが限られますのでプリロードをかっちり出しておかないと底付きしたり跳ねたりという事になります。

ダンパーの伸び側調整は4ノッチくらい動かすとかなり変化しますが、スプリングレートも高いものが使われていますので、伸び側減衰もそれなりに硬くする必要があります。

大きめのストロークで吸収する方が、車体の運動性や長距離での疲労は有利なのですが、他に選択肢は無いので仕方在りません。

うちのはショック長が標準より10㎜長い355㎜、スプリングはハードタイプで組んでいます。
体重があること、純正ショックで旋回時にセンタースタンドを擦ることが多く、少しリアの車高を上げたかったのでこういう設定にしましたが、プリロードで車高は合いますので全長は標準の345㎜の方が良いかもしれません。

(アドバンスプロに送ると、有償でスプリング交換、全長変更、加圧ガス圧の変更は作業してもらえるようです。オーバーホールも対応されているようなので、タイ製オーリンズよりはメンテは安心かもしれません)

1.jpg

後ろ少し高めで、シート高もポジション改善で上げていますので、足つきはお世辞にも良いとはいえません。
しかし、旋回でサイドスタンドの接触を心配することも無くなり、荒れた路面でも暴れることが無くなり、高速の継ぎ目などは何ごとも無いように通過します。
ユニットスイングなので、これくらいで良いのかもしれません。

初期125用のオーリンズは、全長や取り付け部は現行155にも対応しているようですが、エアクリーナーボックスのブリーザーの取り出し口がショックのリザーブタンクと干渉するようです。

セッティングがある程度出てしまえば、非常に良い感じです。
デメリットは、ノーマルのリアサスだとフラットダートで簡単にリアが滑ってくれていたのが、少し踏ん張るようになった事くらいです。これも本当はメリットですね。

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