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ラジコン機の無人航空機登録 [模型]

数年前にマルチコプターの空撮などで、人口密集地や目視外飛行で国土交通省への登録が必要となりました。当時かなり慌てたのですが、操縦者の登録と適正の申請、機体の登録(メーカー、製造番号、付属条件への適合証明)などがあり当初は担当官との文章のやりとりでかなり難儀な作業でしたが、近年はマニュアル化され、ドローン経験が5年も無い方がはじめて申請ということでなければ、割と簡略化されました。

ところが、令和3年度から次年度へ向け、従来無人航空機扱いから除外されていた200グラム以下の機体が100グラムへと変更となり、本来ドローンによる市街地での自動操縦での物資運搬のための法改正だったものが、趣味で飛ばす従来のラジコン機まで登録制となり、議論が紛糾していましたが、結局ラジコン機(飛行重量100グラム以上、固定翼、回転翼、マルチコプター、滑空機、飛行船)も全て国土交通省に登録し、令和4年6月の法施行以後は、自機の登録番号を発信するリモートIDの搭載が義務づけられることになりました。

非常に面倒な時代になりました。
リモートIDがフタバや旧JRから出るものであれば、安心して使えますが、そういうものでも無いようです。

これに先立ち、令和3年12月20日から法施行の令和4年6月20日までに事前登録の受け付けが始まっています。
事前登録された機体は、リモートIDの搭載が免除され、3年間の登録有効期限後も同様に更新が可能となります。
(3年後には軽量で信頼できるリモートIDがフタバから出ていたり受信機に内蔵されるのではないかと思います)

ということで、空撮用マルチコプターや模型機の事前登録をすることとなりました。

国土交通省のHPにドローン登録についてのガイダンスがでています。
https://www.dips-reg.mlit.go.jp/drs/top/init

従来の無人航空機の人口密集地などの飛行申請と同じDIPSなのですが、どういうわけかドローン登録には今までDIPS申請で使っていたIDとパスワードは使えません。

まず最初に、ドローン登録システムのHPから個人の方(もしくは企業団体の方)のアカウント開設が必要となります。
これはメールアドレスや身分証明の様なものなので、DIPS申請の適合証明などの審査はありません。

ドローン登録システムのIDが取得できたらログインして、機体の登録となります。
登録はカテゴリーとしてDJIなどのメーカー製マルチコプターやヤマハなどの産業ヘリのカテゴリーと{自作機その他)とされる一般のラジコン機に別れます。

現在のところ、DJI機に関してはマビック3以外の機体はプルダウンメニューから選択できますので申請は容易です。mini2も含まれています。(mini2も事前登録しておきましょう)
ドローンの場合、申請には機体の製造番号、機体上面・機体正面・機体側面の画像が必要です。
国土交通省のシステム上、画像容量が大きいと受け付けてもらえませんので、画像の解像度を横幅1200ピクセル程度に縮小した画像が必要です。

で、肝心のラジコン機ですが、
ドローン登録システムにログインし、機体を登録する場合、まず本人確認が必要となります。
オンラインで申請の場合は(書類での申請もできますが、登録料の割引もありますのでオンラインが便利です)本人確認の手段としてマイナンバーカードや免許証が使用できます。
私は免許証での確認を使っていますが(マイナンバーカードを持ちたくない)パソコンの画面のQRコードをスマホで読み取り、ガイダンスに従ってスマホのカメラで免許証の真正面・斜め45度・裏面の3枚の撮影と、本人の正面からの撮影が1回、ガイダンスに従ってカメラを近づけながらの本人撮影が1回で本人確認が可能です。
スマホの通信状態などによってエラーが出ることもありますが、やり直しは可能です。

本人確認ができたら機体の登録になります。

機体の登録で、事前に準備するもの。
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全体(もしくは上面)
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正面
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側面
の3枚の画像(横幅1200ピクセルくらいに縮小します。通常のデジカメデータの画素数では多過ぎて受け付けません)

ヘリの場合であれば
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全体
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正面
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側面となります。
ヘリの場合、メインローターを装着した上で、ローター全てが画像に収まるように撮影します。
(ローターの端が切れていると受付されません)

これらの画像と

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送信機の画像
送信機はメーカー名と形式が判るようfutaba14sg.jpg などのファイル名にしておくと担当官が識別しやすくなると思います。

画像が揃ったら次は機体の諸元の確認

1 メーカー名 (OK模型とかカシオペアとか)(不明な場合は購入ブランド名)
2 機体形式 (T-REX700L とか パイパーPA20 とか)
3 製造番号 (DJIなどのマルチコプターはメーカーで製造番号打たれてますが、通常のラジコン機はそういうものはありませんので申請者が自分でわかる番号 例えば「WPEP20220015」とかを付けます。申請者が判れば良いので自作機でも同じで良いようです。
4 機体全長 (980ミリの場合、申請はメートル単位なので0.98m)
5 機体全幅 (1400ミリの場合 1.40m)
6 機体全高 (メーカーデータで全高が表示されることはあまりないので地上姿勢で実測)引き込み脚の場合は脚の出た地上姿勢で、2輪式の場合も地上姿勢
7 機体重量 (卓上秤やバネ秤で動力用バッテリーを搭載した重量を計測 エンジン機はタンク空で)
8 飛行重量 (貨物機ではないので模型機の場合は機体重量と同じ)

という項目の記入が必要です。何機も登録する場合は非常に面倒なので、実際に測定し、データはエクセルなどで表にまとめておいた方が申請時に楽です。
機体の画像は、飛行場でのスナップなどは避け、新規に申請用で撮りましょう。適当な写真使うと審査で落ちます。

1回の申請で10機くらいまで(20機という話もありますが実際に申請するとけっこう面倒なので10機くらいが無難です)申請可能で、2機目以後は登録料金が割引となりますので、できるだけまとめて申請する方が良いでしょう。

機体毎に、機体の3つの画像と使用する送信機の画像で合計4つの画像、登録に必要な機体諸元、機体の安全の確認の項目が2つありそれぞれチェックを入れ登録となります。

登録画面が出たら、承認待ちの画像がぐるぐる回りますので、その間にDIPSから確認のメールが届きます。そのメールを本人が開いた段階で申請が終了となります。
メールを開かないと、ずっとぐるぐる回る画像と、承認中は画像を閉じないで下さいの文字を見続けることになります。
メールを確認しましょう。

これで申請手続きは終了です。
この後、DIPS側の申請確認と機体の審査(申請内容が適切かどうかの確認)が終わると、支払手続きのメールが数日内(最近は当日か翌日でした)に届きますので、DIPSにログインして支払をします。
クレジットカードが便利です。

支払の確認が取れたら、数日内に機体の登録番号が交付になります。
クラブの事務局の方がヘルプデスクで確認された話では、ヘリのキャビンの交換は問題無し、機体の修理で大部分を取り替えても同型機であれば登録番号はそのまま、ということのようです。

送信機の変更も、DIPSのDID飛行申請の様に変更手続きができないものではなく、ドローン登録システムから登録番号はそのままで変更は可能の様です。

ラジコン電波安全協会の方から、クラブ単位での申請の場合、何らかの手続きの簡略化があるとのアナウンスは出ていますが、パソコンを持っていない、デジカメを持っていない、メールアドレスが無い、という場合にクラブの者がまとめて申請できるという利点以外、いまのところ不明です。
私が所属しているクラブでは、個人情報の保護のこともあり、各自で登録しとろいうことになっています。

マルチコプターでの空撮などで従来のDIPS申請をする場合、従来のDIPSのIDでログインした後にドローン登録システムで登録した機体の追加が可能です。
飛行申請期間が令和4年6月20日以後を含む場合は、ドローン登録システムでの機体の登録番号が必要となりますので、DIPS申請は更新ではなく、前年度の申請内容の複製を使ったドローン登録システムの登録番号を受けた機体での新規の申請となります。

国土交通省の同じ部署での処理なので、このへんがまだ整理されていませんが、システム上まだ仕方ないことのようです。
今年6月移行はDJImini2の様な200グラム以下の機体もDID飛行でのDIPS申請と飛行ログの保存が必要となりますが、200グラム以下のマルチコプターに関しては6月初旬までDIPS申請は待ってくれとの指示でした。

面倒ですが、法律で決まった事ですし、1機あたり3年間有効の登録で費用も恐ろしく高価でもないので、地道に登録しましょう。
6月20日以後は、登録していない100グラム以上のラジコン機の飛行は、大きな罰金を含む法律違反となります。

ちなみにEフライトのマイクロサイズの2セルまでの発泡スケール機は大半が100グラム切っています。
XKなどのチビヘリも1セル機のほとんどが100グラム切ってますので、こちらをメインで楽しむのもありではあります。
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タミヤのホーネット リアショック変更 [模型]

タミヤのホーネット、久しぶりに組んでみて、リヤサスのリンクを1つ追加しそこそこ走ってくれていますが、どうしてもリアは跳ねます。
モーターとギヤボックスごと動く形式の後ろ足ですので、動き自体は悪く、加速時にはサスが伸び、減速時には縮みます。
リンク懸架のサスに変更しないかぎり、これは解消しません。

ただ、オリジナルの形を重視し、これ以上大きな変更はしたくないので、純正ダンパーを加工したものを使っていましたが、ダンパーとリアアクスルの接合部が少し内側のため、ロール方向の制御はあまり面白くありません。(リンク追加でロール方向の動きが良くなっているのが悪い方向に出ています)

何カ所かダンパーの固定位置変えてみましたが、あまり良い事にならず、純正ダンパーの弱い部分も出てしまいました。

で、いろいろ考えて、手持ちのCVAダンパーショートが使えないかと思っていたところ、支持部分をタイヤ側に出して「ハ」の字に寝かせてやれば長さも合い、レイダウン効果で初動もよくなるのではと加工。

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画像の位置に2.5ミリの穴を空け、ボールピボットをねじ込みます。そのままだと頭が低かったりドライブシャフトに当たるので、2.5ミリのスペーサーをかませています。
タップも切らず、ねじ込み後に瞬間流して固めてあるだけですが、強度は大丈夫の様でした。

このままだとスプリングが少し遊びますので、遊ばない程度にスペーサー入れてあります。
ダンパーは2つ穴のピストンで黄色い純正オイル。
ほんとはもう少し柔らかいスプリングが良いのですが、ツーリングカー用の硬いものが多いようです。

ついでにモーター取り付けの反対側に30グラムのウェイトを固定し、左右の後輪に同じくらいの荷重がかかるようにしました。

実際に走らせると、ローリングリジットアクスルのため、跳ねは仕方ない(1Gでの沈み込みがあまり確保できない、加速時にサスは伸びる)のですが、跳ねながらも直進性が乱れることもなく、真っ直ぐ走ってくれる程度には(運動場の様なフラットな路面ではなくDT-03でも跳ねるような荒れた路面)なりました。
停止からの全開スタートでも、ホーネットでレースに出るとよくやるシグナルと同時に全開にするとその場で回ってしまう癖もなく、がっつり前に出てくれます。

リアは相変わらず跳ねますが、ダンピングも効いていて振られることは無く、横への転倒も減りました。
オリジナルの姿を生かして遊ぶなら、こういう方向で良いのかもしれません。
ダブルウィッシュボーンの後ろ足を移植する方法はありますが、DT-02も03も在りますので、ホーネットはホーネットのままの方が良いと思っています。

部品点数が少ない、壊れにくい、という入門者や年少者向けの設定は好きです。

後ろがこれくらい踏ん張ってくれるようになると、フロントもオイルダンパー入れたいところですが、ツーリングカー用の短いダンパーはスプリングの硬いものが多く、このへんは一工夫必要です。

タミヤのホーネット バッテリーハッチ止め [模型]

タミヤのホーネットやグラスホッパー、組みやすく良く走ります。
設計の古いキットで、タミヤのラクダ型パックにも対応してる設計です。

古いバギーに良くある構造ですが、バッテリーはシャーシの裏の蓋を開けて出し入れします。
このホーネットやグラスホッパーの電池蓋が、ジャンプなどの衝撃で良く外れて、バッテリーはみ出して走ったりもします。

で、むかしむかし、広島の土橋にマルヤさんという模型店があり、80年代にJR西広島駅の構内の一角をお借りして電動バギーのレースをしていました。(手伝ってました)
当時からジャンプの後でバッテリーの外れるホーネットは多かったのですが

その頃やっていた 懐かしの対策
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0.8か0.6くらいのピアノ線で、バッテリー蓋の後ろにスプリングの様に引っかけを作ってやります。
蓋を開ける時は指でバネをずらしながら開けます。

これで蓋は衝撃で開かなくなります。

という懐かしの小技。 復刻版は微妙に材料が柔らかく(壊れにくいのですが)平地走ってても蓋あきます。

タミヤのホーネットを38年ぶりに手を加えて組んでみた [模型]

80年代の電動カーブームの頃、地方の模型店でもタミヤや京商やヨコモのキットが週末飛ぶように売れた時期があります。
私も発売当初のホーネットを少し改造し、地元模型店主催のバギーのレースに運営手伝い兼ねて参加していました。
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そのホーネット、38年経っても(さすがに受信機電池に単3を4本積んで2段変速のスピコンではないですが)まだ売ってます。
毎年正月の電動カー病が今年も発症し、手持ちの車をあれこれ再整備してる間にホーネット・グラスホッパー系のリアサスの改造の動画をいくつか見てる間に自分でもやってみたくなったのです。
ちょうどコロナで自宅でおとなしくしてる時期でもあり、タミヤグランプリ広島大会に最後に出た時のグラスホッパー2も倉庫で行方不明になっており、キット購入。
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まだ売ってるというのもすごいです。クリアボディに保護材が付いていて表のマスキングが要らなかったり多少はリニューアルしてます。

リアサスはボールリンクを使った4リンク方式や、ダンパーユニットを1つ追加する3ダンパーの改造例が多い様です。
当初、Aアームとトレーリングリンク2本の3リンクで考えていましたが、シャーシとモーターの隙間が狭くAアームは断念。
純正のローリングリジッドのサポートを温存する形でごくシンプルにリンク1つ追加することにしました。

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リアアクスルの真ん中にリンクのピボットを追加します。
20代の頃と違い、こういうステーはミニフライスであっさり作れます。
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シャーシ側はこの位置。1G状態でロール軸がセンターにくる高さで適当に位置決めします。
オリジナルのホーネットで受信機用の単3電池ケースを止めるゴムのフックがあったあたりです。

純正は弱いスプリングでアクスルのシャフトを押さえていますが、駆動のオンオフでアクスルが揺れたとき、ロールの動きが干渉され、ロール方向の動きが悪くなります。
これを解消してやる実験。

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リアショックは当初CVAダンパーを使う予定でしたが、スプリングが強すぎで合わず、純正で組みます。
純正ダンパーでもスプリングのプリロードが大きい様で、ジュラコン丸棒から長さ3ミリのスペーサーを作ってやります。(ここは純正を半分に切ってもできます)
アクスルに重いモーターが載っていますから、リアサスのスプリングは弱いもので十分です。

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シャーシ側のアクスルの保持部はロールでスライドする軸が少し前傾しています。
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本来ならこのように(わかりにくいですが)外側にロールすると、アクスルは内側に少し傾き、ダブルウィッシュボーンのリアアクスルにトーインを付けたのと同じような効果がでます。
おそらくそういう設計なのですが、スロットルを煽る癖のある操縦者だと、パワー入れる度にアクスルが動き、ロール軸の動きを妨げてしまったり、そのショックで駆動力が抜けます。

ホーネット・グラスホッパーで旋回立ち上がりでパワー入れるとリヤが跳ねて安定したトラクションがかからなかったりスピンしやすくなるのはこの影響です。
路面が硬ければ純正バルーンタイヤからハイトの低いタイヤに交換して対応できますが、砂地ではアクスルの追従が悪くスピンしやすくなります。
また内輪の浮き上がりでトラクション抜け防止で、デフの動き制限してやると、さらにスピン癖が悪くなります。
ホーネットの性格ではありますが、ここが解決すると面白くなります。

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リンク追加で、静止状態でこれくらいまで後ろ足は動くようになりました。

フロントサスはグラスホッパー2のサスアームを流用し、フロントのワイドトレッド化とCVAダンパー装着というのが一般的ですが、グラスホッパー2のフロントサスアームのパーツは手に入りにくいのです。
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だったら、純正をなんとかしようということで、動きの悪いフロントサスペンションのショックアブソーバーの3ミリシャフトを加工。
Oリングの抵抗でダンパー効果出す構造ですが、Oリング2本では動きが悪すぎ。1本でも動きが渋いのでダンパーシャフトを電動ドリルで掴み、コンパウンド付けて研磨。
(ダンパーシャフトの加工と同じです。私は京商インファーノが発売になった頃、ヘリの親分経由でOSのYさんに教えてもらいました。)
Oリングはスルスル動いてかまいません。
CVAダンパーを装着しても動きが渋くなるような気もします。

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フロントは1Gで少し沈んだくらいで良いです。これくらいでフロントのキャンバーが0度くらいになります。
(リアも下げていいくらいですが、そうするとストローク取れません)

ということで完成
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テスト走行は動画アップしてますが、大きく荒れた路面で無ければ非常に良い感じになりました。
純正タイヤでは全然走らなかった記憶があるのですが、サスがちゃんと動けば意外に良く走ります。

部品点数が少なく、ユニバーサルジョイントが無くレース中のトラブルも少なく、540縛りなら圧倒的に有利なホーネットになりました。

YouTubeに動画上げてみました
https://youtu.be/7xtiyonKljE


忘れた頃に電動バギー [模型]

2022年6月から、模型ラジコン機を含めた無人航空機が従来の200グラム以上から100グラム以上に無人航空機の範囲が拡大し、国土交通省へ機体の登録とID発信機の搭載が義務づけられます。

普通のラジコン機にはかなりややこしい法改正ですが、空撮用のマルチコプターを人口密集地などで飛行させる場合は従来から操縦者の登録、操縦者の適正審査、機体(製造番号)の登録、機体の適正審査などがあり、国から正規の登録ナンバー(有料ですが)がもらえるようになった以外は、6月までの事前登録に関してはリモートIDの搭載が免除になり、3年後の更新も対応されるとのことの様です。

というわけで、半分仕事の空撮用マルチコプターは、手持ちの機体全て登録、ついでに今までアラインのMR25にGopro積んで撮っていた高速な映像も、MR25の登録が微妙なのでDJIFPVを導入しこちらを登録。
200グラム以下免除だったのが変更になりDJImini2も正規に登録。

という事で、マルチコプターに関しては事務手続きがDIPSの申請だけでなく、FISSへの登録とFISS登録した機体での申請となる部分が少し面倒になる(既にDIPSで登録してある機体の申請もFISS登録したもので申請やり直す必要がある)くらいでなんとかクリアできました。

で、ラジコン機の場合、クラブからの登録で何かの免除があるようとは伝わっていますが、1月11日の大観ではまだ不明(ラジコン安全協会からはまだ登録しないでくれとの指示)です。
クラブ飛行場での飛行は問題無いような雰囲気ですが、スロープエリアとか水上機を湖などで飛ばす場合はリモートIDの搭載が必要な感じです。

ということで、飛行場も雪が多くなり、例年の正月病で電動カー再開。

再開といっても年に何度か思い出したように走らせるだけで、30年前みたいにせっせとバギーの競技したりはしません。

模型店もどんどん減り、コロナでの転売買い占めのせいか、タミヤの普通のキットがえらい価格で取引されていたり、普通のバギーの普通のタイヤの入手が大変だったりです。
昨年組んだタミヤのDT-03は非常に好調でしたが、倉庫で眠っていたDT-02のくまモンバギーを少し手入れ。

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DT-02自体、低コストで(あれこれ付け足していくと費用かさむのはタミヤですが)素性の良いシャーシです。
プラのサンドバギー風ボディなので本気で走らせるわけではありませんが、それなりに気持ち良くは走らせたいのです。
で、バスタブシャーシとボディの間の隙間が気になっていたので、0.5のPET板でこういうガードを作ってやります。

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横から見たときの形がきれいになります。砂も少しは入らなくなるはずです。
ステアリングはこれくらい切れるようには小細工しています。

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初めてのラジコン自動車が、石政のラットバギーでしたので、この形には思い入れがあります。
可能であれば(ナンバー取れるなら)実車も欲しいくらいです。
でもそういう事はできませんので、こういう可愛いのは1台手元に置いておくのです。

XBだとまだ在庫あるようなので、ナロートレッドで組んでみるのも良いかもしれませんが、走行性能は当然この方が良いです。

2021年久々の阿蘇飛行会秋 [模型]

コロナで県外移動の制限があったり、スケジュールが合わなかったりで2年ほど参加できていなかった阿蘇のクラブ飛行場での長崎ORCグループの方々との飛行会に久しぶりに参加させてもらいました。

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しばらく来ない間に、長い間工事中だった中国道壇ノ浦SAも綺麗になっていました。
車で渡るのは2年ぶり、新幹線は昨年1月の福岡サンパレスのコンサートに行って以来です。

今回は日程に余裕がありましたが、急激な冷え込みと雨もあったりで、飛行場でのテント泊はちょっと過酷でありました。

コロナ前なら、簡単に来ることができたのに、当たり前で無くなってるのを実感します。

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RCテクニカが販売していたSさん機T-34、今見ても良い出来です。

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香港のWINDRIDERさんが昔販売していた64ミリダクトのBD-5(Sさん機)
発売当時は手投げで苦労してましたが、今はダクトが良くなり、あっさり快調に飛びます。
私も1機キット持ってますが、未だに手が着かず。

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これはVQモデルのビーチバロン 電動で飛ばすのも面白そうです。(Sさん機)

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Fさんのちびトロージャン、広大な場所で飛ばすには、機体が大きい必要は無いのです。
良い飛び

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地元クラブ員さんの(私もここの会員ではありますが)70ミリF-16
最近のダクトは最初から音が良いです。下が牧草地なので、脚無しで問題無く飛ばせます。
けっこう渋いカット

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H内さんのオリジナル機。こういうのをじっくり飛ばすのも良いのです。

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同じくH内さんが持ってきていらっしゃったEフライトのちびGee Bee
写真で見ると全然小さく見えないです。ジャイロのおかげ。

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Uさんのパイロットのシェルフライ、現存して飛べる機体は国内にそんなに無いと思いますが、今回も快調にフライト。手入れの良さがわかります。

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飛行場に泊まると、こういう朝日が見えます。

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うちからは TAFTのRV-8、車に積むと凄く嵩張ります。
でもゆったりアクロさせるにはなんとも言えない良い雰囲気を持っています。

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同じく、Eフライトのピッツ。双葉無線機、双葉ジャイロに交換し、地元で軽く調整して持ち込み。
主翼バラすのが面倒で組んだままにしてましたが、慣れればピンだけで組めますので問題ありません。
良く飛びます。出来ることは何でもできます。
ピッツなのにスナップで回りすぎませんし、着陸も容易です。

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地元調整ではいまいちな飛びに思えたEフライトのパイパーPA20、飛行環境のせいか、大満足の飛びでした。10クラスの機体ですが、サーボは全部S-BUSなので結線間違いも大丈夫。
軽飛行機でのアクロはほとんど問題ありませんでしたし、真っ直ぐゆったり飛ばすのを眺めるのも悪くありません。良い機体です。

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Sさんに撮っていただいた飛行中の画像

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久々に持ち出したカシオペアのASK21、もう定番機といっていいくらい良く飛ぶスケールグライダーです。最終日の天気のいい日に飛ばし、サーマル拾いまくり。

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もう骨董品に近い30年位前のQRPのロッキー
やり投げで、私だと10mも上がりませんが、たまたま拾ったサーマルで、心配なくらい上がってくれました。こういうラダー機は捨てがたいのです。

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ノーズコーン紛失で長らく出番の無かったエルフ、取扱しているお店を見つけ、予備機購入のついでにノーズコーンも単体で入手。
ルール違反なくらい良く飛ぶラダー機です。

20代の頃はラダー機のゆったり系グライダーは舵が効かないイメージありましたが、30年も経てばダウン入れて機速上げてラダー入れる位のことは出来るようになります。

900ミリ系DLG機2機もそれぞれ良く飛びました。

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ホビキンのマイクロタンドラもよく飛びました

地元のクラブで飛ばす事が増え、阿蘇で無いと飛行機が飛ばせないという事ではなくなりましたが、絶景の中で飛ばす事ができるのは有難い事です。

今回、飛行会前に中岳の噴火がありましたが、飛行場の方へは火山灰は飛んで来ず、以前の大噴火の後のような事がなかったのも幸いです。

飛行場でのテント泊が少し辛くなってきました。自分の身体もいたわりつつ、また行きたいと思います。

広島から阿蘇は、東九州道開通で、小倉から九重まで高速を走り、黒川温泉を抜けて三愛レストランの所に出るルートで行けるようになり、鳥栖・太宰府・博多・小倉の渋滞にも合わず移動出来るようになったのが嬉しいです。
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OMP M2 ジャイロ交換 [模型]

OMPのM2を入れたエアウルフもどきは意外に良く飛びますが、ホバリング時にハンチングが少し出ます。
M2-V1のジャイロは、6軸と3軸の切り替えのみで、ジャイロ感度等は一切触れません。
ホネで飛ばすには、これで何も問題ないくらい熟成されていて、この種の3Dヘリでは異様なくらいホバリングの座りも良好です。
ただ、少し重めのボディに入れた場合主にロール軸にハンチングが出ます。

M2-V2ではジャイロの設定が変更できるジャイロになっています。
普段飛ばしているV2はこちらのジャイロですが、ホネで飛ばす限り特に設定を触る事も無く、アジリティを少し下げておとなしくしている程度です。

このV2用のジャイロユニットがBanngoodで売られているのが見つかり、注文。
昨年のコロナ感染始まりの頃に、M2用のリンケージロッドを頼んで半年かかったのが嘘のように順調に届きました。

クラブ飛行場は緊急事態宣言解除まで閉鎖なので、それまでの空いた時間に交換。

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セミスケールのボディですが、競技ヘリの様なフレーム固定ですので、フレームの脱着は簡単です。
ジャイロと一緒に両面テープも注文しましたので、普通に載せ替え。

手持ちのM2-V2は国内代理店から入手しましたので、そちらに付属していた説明書を見ながら初期設定。
ジャイロ感度はエルロン・エレベーター・ラダー、それぞれ9段階で設定できます。
エレベーター少し下げ、エルロンもう少し下げに設定。
6軸モードのトリム補正も、飛ばしながら直感的にできます。

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ジャイロ交換は大正解でした。ハンチングは完全に解消。セミスケールではありますが、スケール風フライトに合わせた動きにジャイロも設定しましたので、良い感じに飛びます。

OMPのM2、けっこう気に入っています。
ラダーのジャイロは今回何も触っていませんが、テールの音が気になるようなら少し感度下げても良いのかもしれません。

OMP M2にエアウルフのボディ [模型]

アリババでOMPホビーのM2用のボディ(エアウルフ)を見つけました。
詳細は不明でしたが、どうもアラインのT-REX250用で出ていた物の流用に思えます。

M2のV2も入手し、初期モデル(ジャイロの調整ができない初期のもの)が出番が無くなっていたこともあり、ものは試しで購入しました。

すぐに届いたのですが、本業や雑用が忙しくなってなかなか手が着かなかったのを、やっと作業開始。

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画像で見るとあっさりですが、T-REX250用だけどM2も乗りますよ程度に理解した方が良いです。
V2になってスキッドが樹脂の一体成型になってからスキッドのマウントがフラットになりましたが、初期モデルではマウントの切削加工が必要です。
テールブームは、フレームへの取り付け部分を目一杯伸ばし、(マストセンターというかスワッシュのセンターを優先で目測)ボディ後端はカットする必要があります。
テールモーターはそのままではテールブレード面が合いませんので、スペーサーを作ってやり取り付けビスも代えます。

ボディ自体の仕上がりは良いです。以前アラインから250用のF3C機風ボディーが出ていましたが、同じような仕上がりなので製造元は一緒かもしれません。

専用設計のボディを使うという場合でなければ、こういう事は普通に必要です。

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ノーズギアはピアノ線で作り直し、胴体のセンターに合わせました。

脚出たままですが、250なのでそこは割愛。
重量はそこそこ増えますが、重心位置は頭に少しウェイト貼るだけで合いました。

元々M2がダイレクトドライブでもあり、キャビンだけで飛ばすにはオーバーパワーな位の機体なのでパワーは問題ありません。
見た目は、もう少しメインブレードが長く、テールも大きい方が良いのですが、飛行には問題ありません。

自宅でホバリング調整を行い、後日クラブ飛行場にてテスト
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(4K動画からの静止画切り出し)

テールローターの効きが少し心配でしたが、この機体が飛べる程度の風では問題はありませんでした。
メインはダイレクトドライブなので極めて静粛ですが、テールローターがブレードの形状や制御の回転変化で少し耳障りなのはM2と一緒です。

上空もスケール機としてはパワーは何も問題無く、ストールターンの上りも余裕です。
舵はいくらでも入るように出来ますので、ループ・ロール程度なら楽勝と思われます。

M2自体、3D機で大きい舵は嘘みたいにスパスパ入る機体なのですが、このサイズの割にホバリングもしっかり座り、送信機の設定をしっかりやってやれば非常に素直に動く優秀な機体です。
ボディに入れると、ホバリングで若干ハンチング出る事がありますが、ホバリングの設定を詰めれば気にならない程度にはなります。

置いていても邪魔になりませんし、上空も素直に良く飛ぶ良い機体になりました。
アリババのサイトでは現在(2021/05/06)見つかりませんが、在庫処分だったのかもしれません。

XKのちびカブ ジャイロ搭載 [模型]

XKのちびカブ、前回のテストで気になったところをいくつか改修。
ジャイロも搭載し、受信機も双葉の旧いパーク用受信機から現行のS-FHSS対応の社外受信機に交換。

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今回も風が巻き込み、時に急激に上から押さえつけられる状況でしたが、テスト。

前回の飛行の後、ラダーの舵角が少し多め(旋回時のラダーが多いと巻き込む)だったのでホーン側で減らしていましたが、地上滑走で不具合があったため元に戻しました。
発泡機で高翼で上反角もそこそこあり、舵角は少なめにしておいた方が無難ではあります。

水平尾翼の手直しで、前回の頭上げの癖は無くなり、風に対しても少し強くなりました。

小さな超軽量サーボを使っていますが、ジャイロの効果はそこそこあり、感度詰めていくとしっとり飛ぶようにはなりました。
推力は余裕在りますが、速度が出る機体ではないのでやや突っ込ませ気味のループやいいところ。
ストールターンはできますが、ロールはラダーロールになります。
かっちりした機体ではないので、負荷かけると予想外の動きがたまにでます。
穏やかに楽しむ機体です。

付属の500mah2セルのバッテリーで5分ほど飛ばし(水平飛行はほぼハーフ)残量70%でしたので飛行時間は余裕あります。

シビアな目で見ると、カブのスケールとしてはおやおや?な部分も多いですが、飛んでいるとカブに見えます。

上をゆったり真っ直ぐ飛ばすのがけっこう気持ち良い機体となりました。
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XKのちびカブ [模型]

アリババの通販サイトでよく見かける黄色いカブ。投げ売りされているのか超お手軽な価格で多数出ています。
気になっていたのですが、どうも送信機付属の完成機の様で、ジャイロも内蔵。XKのヘリは一部で双葉のS-FHSS対応なのですが、この機体はどうも違う様子。
モード2ですし、正規輸入品ではないので国内の認証も取っていないですし、なによりおもちゃ送信機で飛ばすのも面白くない。

ちょうど知人も物色していたようですが、良い解決策がないままサイトを見ておりました。

見ているだけではつまらないので、ダメ元で1機購入。
Banggoodよりアリババの方があっさり届きます。

当然ですが、不良在庫処分でバーゲンのようなものなので、箱は角が潰れた状態。
でも格安郵送費であっさり届くのですから文句言うのは筋違いです。

1.jpg
とりあえず開封。

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受信機ジャイロユニットと、サーボがコネクターでつながっているのを想像していたら、エレベーター・ラダーのサーボは受信機ユニットの基盤に直付け。サーボアンプも受信機基盤に入っているようで、サーボだけ使うと言うこともできず、この部分は排除。

エレベーター・ラダーはロビンさんの2.2グラムサーボを使うことにします。
エルロンサーボは、コネクターを通常ピッチの物に取り替えて(Yハーネスの受信機側)テストしたところ、正常に動き、ニュートラルもそこそこ出るようなので、エルロンはそのまま。

エルロンが上手い具合にいったので、ESCのコネクターも通常のコネクターに付け替えてつないでみましたが、反応無し。
サーボとコネクターの極性が違うようで、テスターで調べて付け直しても反応無し。

シュリンクチューブもかぶせてないむき出し基盤に怪しいハンダ処理がしてありましたので、手持ちのキャッスルクリエーションのサンダーバード9に交換しました。

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エレベーター・ラダーのサーボは1㎜航空ベニヤからサーボマウントを切り出し。

3.jpg
メカハッチのこの付近に接着します。

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双葉の旧いパークフライ用受信機を使いました。

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なんだかんだと完成。少し手を加える必要はありますが、可愛らしい飛行機です。
カブのスケールではありますが、あくまでも雰囲気優先。

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風が荒れた日でしたが、早速テストフライト。
重そうな割に、軽く走って行きあっさり浮きます。当日は風向も頻繁に変わり、飛行場がある方向から強めの風が吹くと風が巻き込む事もあり、かなり翻弄されました。
そこそこ走るのかと思いましたが、癒やし系の飛行でエルロンだけではロールもちと厳しい感じ。
アクロ機ではないので、舵角も抑えめで可愛らしく飛んでもらうことにします。

小さな機体ですが、太いスポンジタイヤと、スプリングが良く効いて着陸のショックもけっこう吸収してくれる脚の効果でラフな着陸も大丈夫です。

飛行中、瞬間的に怪しい動きが出たのが、受信機のせいなのか風のせいなのか微妙なまま帰還。

飛行中の姿勢がややテールが下がり気味(カブはやや上がり気味で飛ぶのが可愛い)のため、水平尾翼の取り付け角をややダウン側に変更しました。

せっかくの機体ですし、このサイズの発泡機なのでころころするのは仕方ないのですが、ついでに3軸ジャイロも搭載。

8.jpg
OKのアルチメイト10で散々使ってきたBigaoleのジャイロを搭載。ついでに受信機も薄型の6CH に交換。
交換といってもあっさり収まるわけもなく、胴体底の一部を切り開き作業進めます。

けっこう厳しいレイアウトですが、なんとか収まりました。

機体を注文したあとで、ハイテックから国内正規認証の同じ機体が発売とアナウンスされました。
できれば双葉の送信機で飛ばしたい、こういう小改造は嫌いではないので、無事完成です。
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