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トリシティ125 フロントホイールベアリング交換 [モーターサイクル]

5年乗ったトリシティ125、いろいろな路面で頑張ってくれたのでフロントのホイールベアリングが少しゴリゴリ言い始めていました。

ルーフの取り付けもひと段落し、作業する時間が取れたので自宅にて交換。
ベアリング本体、カラー、スペーサー、オイルシールも交換です。

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センタースタンドをかけ、フレーム前端の下からジャッキで支えると前輪は浮きます。

オイルシールを取り外し、貫通ドライバーでベアリングを少し動かします。

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ベアリング間のカラーに少し隙間ができたら、ベアリングプラーを噛ませて抜き取ります。

ベアリングのインナーを指で回した位では異常はありませんでしたが、黒くなったグリスがシールからはみ出ていたので損傷が無いというわけではありません。

ホイールのベアリング取り付け部をきれいに洗浄したら組み付け。
カラーには念のためグリス塗布し、オイルシール内側にスーパーゾイルのゴム用グリス塗っておきます。

通販で三爪のフリーサイズのベアリングプラーもありますが(地元のアストロプロダクツの店頭にもありました)コレットできっちり掴む方が無難に思えます。
叩き込みも、ソケットレンチの駒でもいいのですが、ベアリングシールドライバーがあると作業は正確です。

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手は汚れますが、これで前輪も復活です。
フラットダートや林道でも使ったので、ベアリングが不良という訳ではありません。
定期交換パーツです。

トリシティ125 ルーフ装着 [モーターサイクル]

トリシティ155導入時に、それまで乗っていた125へルーフを付けようとお店で相談していたところ、帝都産業製のルーフキットがヤマハから準純正取扱で入手可能と聞き8月中旬にオーダーして頂きました。

しかし、しばらく待っても入荷の見込みが無いという事でオーダーはキャンセル。
(帝都産業の直販ページを見ても12月初旬で未だ入荷未定です)
試しにと、神戸のFRP工房ゾロさんの通販で注文してみると、納期4ヶ月との当初の回答で、年明けになるかと(それでも入手可能なら問題ありません)気長に待っていましたが、12月頭に発送の連絡が入り、やっと入手できました。

取り付けは自分で作業しました。

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スクリーンの取り付けとルーフと支柱のマウントは、前側が従来のフレーム側のスクリーンマウントにそのまま固定されます。後ろ側はリアキャリアのマウント穴を利用し、リアボックスを使うか使わないかでマウントプレートが異なりますが、ボックスを使う場合はボックスのマウントプレートに支柱は固定されます。

私の125は、ヤマハの純正テールボックスを使っていたので、ベースマウントの取り付け穴は既に加工してありましたので、そのままボルトオンで仮締めで修正しながら取り付けできます。

この手のFRPパーツは二輪用四輪用含めて、穴位置が適当だったり、型の精度が悪かったり、ゲルコート層がやたらと厚かったり、繊維に対して樹脂量が異様に多かったりという事が多いのですが、FRP工房ゾロさんの製品は、治具で穴開けしているのか非常に精度も良く、ルーフも軽量で良質な模型飛行機のFRPパーツの様な仕上がりで非常に良く出来ています。

大きな加工箇所(大した事ではありませんが)はフロントのカバーに一カ所20㎜程度の穴を空け、ワイパーモーターへのコネクターを通すこと、ハンドルカバー内でワイパーの電源取りだしをすることくらいです。(電源はアクセサリー用コネクターが初期の125には付いていますので、そこから分岐させれば問題ありません)

修正が必要だったのは、ワイパーモーターのマウントの簡易ナットが、マウントの折り曲げ部を干渉するところが一カ所あり、そこの処理(接触部のナットのベースを切断)だけでした。

主な固定はゴムグロメットを使いますので、位置合わせをしながら仮締めして様子見ていけば、かっちり合う部分があります。

スクリーンは大型ですが、ヤマハの純正オプションで以前設定されていた大型スクリーンとサイズは同じくらいですので固定強度は問題ありません。
これまで、ホンダのキャビーナ90やジャイロキャノピーを仕事で使ってきましたが、構造のしっかりした感じは重いポリ樹脂をルーフに使っているこれらよりさらにかっちりした感じで、社外パーツのデメリットはほぼありません。

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帝都産業のルーフには、社外でスクリーンとルーフの左右幅を延長するバイザーがあります。(私も同じ会社の製品をジャイロキャノピーで使っています)
FRP工房ゾロさんのルーフにはこれらは取り付けできませんが、ルーフ部分の幅はもう少し広い方が良い感じはありますが、そこそこの幅がありますので、実用上の使い勝手はゾロさんの方が良好に思えます。
走行中は前面からの雨は、気流で左右に流れますし、スクリーンの左右延長部が視界に少し邪魔をする場合があります。

ミラーは、ゾロさんのキットでは純正のハンドルマウントを使います。非常に効果の高い純正ナックルガードはカウルと干渉するので装着できませんが、カウルの整流範囲にグリップが来ますので、問題は無いと思います。
(帝都産業さんのルーフだと、ミラーがボディマウント、ナックルガードは使えるみたいです)

ゾロさんのキットでは、スクリーンの下側に走行風のインテークがあり、スクリーン内側に気流が流れます。このためスクリーン内側の負圧が解消され雨滴の巻き込みも減ります。

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完成度は非常に良い感じです。
試走の段階でも、キャビーナ90で感じていたようなルーフの重さがロール方向の動きに少し干渉する感じも無く、LMWの恩恵かもしれません。
(キャビーナ90は画期的でしたが、純正装着のIRC製タイヤが雨天に何故か弱く、操縦性にやや癖はありました)

前2輪のコミューターで屋根があるものはアディバ等にもありますが、日本の雨天での走行では国産ルーフの方が有利な気はします。

ジャイロキャノピーと比較してルーフの前後長もありますので、停車時の後ろからの雨の降り込みも少なそうですし、撥水のウェアで乗ればタンデム走行時でも効果は高そうです。
この車は純正グリップヒーターと社外のシートヒーターを組んでいますので冬場に活躍してくれると思います。

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